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「かがみの孤城」を半分読んだ

 

このブログは辻村さんの作品について語るものになってしまったのでしょうか。

まあええか。

 

最新作「かがみの孤城」を半分読みました。サブタイトルでいうと十月までです。文庫本を中古で買って読んでたのに、新作の単行本を新品で買うようになったのでガチ勢の仲間入り(?)を果たした気分です。

 

いつも最後のどんでん返しで騙されるので今回はめっちゃ考えながら読んでます。ということでメモ程度に考察を書いていきます。

 

*ネタバレ注意*

他の辻村作品についても触れるので読む予定がある人は注意してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず最初に疑問に思ったところは、ウレシノが名前を言わなかったところ。「冷たい校舎の時は止まる」や「子どもたちは夜と遊ぶ」「光待つ場所へ」などでも出てくる辻村作品御用達のトリックで、苗字や名前をあえて明かさずに正体を隠すトリック。これがまた来るなとニヤニヤしながら読みました。でも途中でウレシノハルカとフルネームが明かされましたね。というわけで今回は違うのかな。

でもそこで気づいた。

 

『あれ、他の人物もフルネームで自己紹介してなくね?』

 

安西こころ、ウレシノハルカ以外の苗字は明かされてない。他の人物で起こる可能性もまだ残ってるますね。

そして、十月の章の最後にあることが明かされました。

アキはこころと同じ雪科第五中学であること。

そしてもう1人雪科第五中学出身の人物が現れてましたね。スクールの喜多嶋先生。喜多嶋先生の名前も明かされていません。

思い返せば、この喜多嶋先生、通ってもないスクールの先生でこころとも一度しか会ってない割には結構クローズアップされてます。喜多嶋先生→こころ方面の距離感がなんとなく近く感じます。

「こころちゃんは悪くない」とか「闘ってるもんね」とか事情を知ったような口ぶり。『知ったような』ではなく『知っている』のでは?

 

ここから考えられたことは、アキ=喜多嶋先生なのでは???アキはこころより10年ぐらい過去から来たのでは?「冷たい校舎の時は止まる」っぽい。

 

時空を超えているではないか。まあ「名前探しの放課後」でもあったしその辺はOKじゃね?辻村さんドラえもん好きやし。

 

とまあ適当な理由もあるのですがもう少し説得力をもたせます。リオンはハワイに住んでることが途中で明かされました。かがみの中に呼ばれる条件に住んでる場所は関係ないみたいです。じゃあ

かがみに呼ばれた人物がもともと住んでた時間に違いがあってもおかしくない

と。

 

もう少し掘り下げます。

他の時間からきた人物はアキだけではないのでは。

 

マサムネがゲームの自慢をしている場面。マサムネは家にゲーム機の3と4が家にあると言ってました。4は開発中だけどモニターをしてるから持っていると。なのにこころは3!!と3に驚いた。マサムネの時間では3は発売されているけれども、こころの時間では3もまだ発売されていないのでは?つまり、マサムネはこころより5年ぐらい未来から来たのではないか。

 

スバルもおかしい。こころはスバルにハリーポッターのロンに似てると言った時、スバルはハリーポッターを知らなかった。同世代でハリーポッターを知らない人ってなかなか珍しいですよね。(こころはスバルがハリーポッターを知ってて当たり前という前提のような口調で話してる)ということはもしかしてハリーポッターが映画化するより過去か、もしくはハリーポッターはすでに過去のものになったずっと先の未来から来てる可能性があるわけです。マサムネのゲーム機に違和感を感じてる描写がないから未来説濃厚かな?

 

フウカ。こころがフウカに誕生日にあげたチョコレート。これはコンビニでも売ってるようなごく普通のチョコレートのはず。でもフウカはこれを目新しいものを見るような口ぶりでこころに話す。フウカもこころとは違う時間からきてる可能性もあります。

 

気付かなかった場面もあると思いますが、これだけあれば十分な根拠ではないでしょうか。

 

孤城を出たアキはスクールの先生になり、中学生のこころと再会する。だからアキはこころのことをよく知っている。こころが疑問に思った「またこころちゃんに会いたくなったの」という発言にも辻褄があう。この展開、なかなかおもしろいです。

 

 

でもその場合アキは城で起こったことを覚えてますよね。じゃあだれも願いを叶えることはなく3月に城は閉まったのか。もしくはみんなの記憶が残ることを誰かが願ったのか。その結末は無しのような気がします。

 

 

 

この喜多嶋アキ説。当たれば最高におもしろい。外したら最高に悔しいやろなーーー。笑

 

 

後半戦ずどーーん。